頭皮がベタベタして臭いも気になる…そんな時の原因と対策は
皮膚がベタつく、というと顔の中ではTゾーンが1番に思いつくかもしれませんが、実は頭皮はTゾーンの2倍も皮脂腺があり、体の中では最も皮脂腺が多い場所なんです。
そのため、意外にも頭皮のベタつきで悩んでいる方は多く、そのベタつき(皮脂)による頭皮の臭いに悩んでいる方も意外と多いんです。
頭皮のベタつきが起こる原因
頭皮のベタつきが起こる原因はいくつかあります。
原因1.シャンプー
シャンプーのしすぎや、シャンプー選びを間違えると頭皮のベタつきに繋がります。
特にドラッグストアなどで売られている市販のシャンプーには、安く大量生産でき、汚れを強力に落とすパワーのある合成界面活性剤が入っています。
合成界面活性剤は汚れをしっかり落とせるという反面、お肌にとって必要な潤いなども一緒に洗い流してしまいます。
特に、お肌の表面の潤いではなく、お肌の中(角質層)の潤いも奪ってしまうんですが、ここの潤い層は一度洗い流してしまうと回復するのに数週間かかります。
しかしお肌は乾燥した状態だとバリア機能が低下してしまうので、何とか潤いを保とうと1番手っ取り早く出せる皮脂を出して潤いを保とうとします。
この時に、角質層の潤いの分まで一生懸命皮脂を出して潤いを保とうとしてしまうので、どうしても皮脂を出しすぎてしまい、頭皮のベタつきに繋がるんです。
また、そのベタつきが気になって夜だけでなく朝や夕方にもシャンプーをしている、となると悪循環でどんどん皮膚は乾燥し、どんどん皮脂を出してしまうという悪循環に陥ってしまいます。
原因2.カラーリングやパーマのしすぎ
オシャレで髪の毛をカラーリングしたりパーマをかけている方も多いですが、あまりに何度も行うと頭皮に負担がかかり皮脂過剰を招いてしまいます。
数か月に1度、メンテナンスで行う程度であればあまり問題ないですが、毎月していたり、2週間ごとにしている、という場合は頭皮に負担がかかっている可能性が高いです。
また、数か月に1度でもお肌が元々弱い方はそれが原因で皮脂過剰を招くこともあります。
原因3.シャンプーの仕方が間違っている
シャンプーの仕方が間違っていると、頭皮の汚れがきちんと落とせていなかったり頭皮をゴシゴシしすぎてお肌に負担がかかり、皮脂過剰を招いている可能性があります。
シャンプーをする時は、まず1分程度しっかりすすぎ、そのあと泡立てたシャンプーで地肌をマッサージするように優しく洗っていきます。
顔を洗う時はかなり優しく洗っているのに、頭皮を洗う時はゴシゴシ擦っている方も多いので要注意です。
また、シャンプーした後のすすぎが甘く、ベタつきや頭皮の臭いに繋がっている可能性もあります。
原因4.食生活
食生活の乱れによっても、頭皮のベタつきを招くことがあります。
特に油っこいものは体の中で処理しきれず皮脂となって頭皮から出てきてしまいます。
また、甘いものや炭水化物などの糖質を摂りすぎることでも皮脂は増えてしまいます。
糖質の摂りすぎで皮脂が増える理由